健康経営の促進施策、従業員の福利厚生など、OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を導入する背景はさまざまです。
今回インタビューをしたNTSホールディングス株式会社は、「会社をよくするためにはどうすれば良いのか」という考えを発端に、健康経営への取り組み、そしてOFFICE DE YASAIの導入へと至りました。
数あるサービスの中から、なぜOFFICE DE YASAIを選んだのか。その結果どのような反響があったのか。詳しくお話を伺っていきます。
NTSホールディングス株式会社にインタビュー
―まずは会社概要についてお聞かせ下さい。
NTSホールディングス株式会社は、事業子会社(6社)の経営管理、総務・経理、人事の各部門の一括対応等を行っています。
事業子会社は、サービサー(債権回収会社)を中核に、実地調査等を担当する調査会社、事業再生やBPO業務等を担当するコンサルティング会社、自社基幹システムを含めたシステム全体管理を行っているシステム会社、オンデマンド印刷を専門としている印刷会社があります。
また、関連法人として弁護士法人、税理士法人等をはじめとした士業グループ、生活困窮者に対する家計相談や講演活動を行う非営利法人などもあり、『つながる全てに「ありがとう』を」という企業理念を中心に、すべての方々の明るい未来に向け、事業活動を行っています。
グループ全体で成長して行くためにホールディングスが母体になっています。
―OFFICE DE YASAIの導入を担当された「ありがとう力向上委員会」について教えてください。
「ありがとう力向上委員会」は10年前くらいにできた社内の委員会です。
当時、全社を巻き込んで改めて企業理念を作り直したため、それを浸透させるために発足しました。
3年任期で交代しており、現在第4期。2024年の4月に第5期が始まりました。
具体的な活動内容は、企業理念の浸透活動、健康経営に向けた取り組みや認定取得(発案から)などですが、簡単にいうと「会社を良くするために何ができるのか?」を考え実行していく委員会ですね。
健康経営も「ありがとう力向上委員会」から発案しました。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入のきっかけは?
―OFFICE DE YASAIを導入することになったきっかけについて教えて下さい
きっかけは健康経営です。
一昨年初めて認定を取得して、従業員の健康をより意識するようになりました。
従業員への食事サポートのために啓発活動は行っていましたが、より一歩踏み込んだサポートができないかという点が課題でした。
それを解消するための打ち手として、OFFICE DE YASAIを導入しています。
―OFFICE DE YASAI以外のサービスも検討されましたか?
置き型社食は他社比較もして、いくつかトライアル導入や試食もしました。
「ありがとう力向上委員会」のメンバーで試食をしましたが、OFFICE DE YASAIは「野菜が気軽に摂取できる」「おしゃれで導入しやすそう」という印象を受けました。
―導入の決め手は何だったのでしょうか?
シンプルに「商品がおいしかった」という点です。
最初にサンプルを試食したとき、イメージしていたよりもすごく美味しくて。
惣菜だけでなく、生野菜やフルーツも提供されることにも魅力を感じました。
導入後の反応は?
―導入の効果や利用状況はいかがですか?
手軽に食べられる間食となると今まではお菓子が選択されていましたが、OFFICE DE YASAIがあることで選択肢がグッと増えた点がよかったですね。
港区はランチ代が高いため、300〜400円あればある程度満足できる量を食べられるOFFICE DE YASAIはありがたいですし、雨の日に外にわざわざ出かけなくても良くなりました。
何より、安価で手軽に野菜が買えるのが嬉しいです。
間食もそうですが、主食としての需要もあり、「OFFICE DE YASAIをもう一台追加してほしい」と社員から直接声がけされることもありました。
現在は従業員数の多い札幌、東京、福岡の3拠点で導入していますが、利用状況は総じてどの拠点も好調で、ほぼ破棄も出ず完売しています。
―どのような商品が人気ですか?
100円のミニサラダや冷やし焼き芋、豆乳プリンが人気です。
スムージーや飲むヨーグルトも人気がありますね。
今はスーパーやコンビニでも100円で買える商品が少ないので、OFFICE DE YASAIラインナップの中でも100円商品が好評です。
―予測していた効果以外に、導入による効果はありましたか?
昼食時の利用を想定していましたが、おやつや残業時など、さまざまな場面で活用されており、福利厚生の一環としての効果が出ていると感じます。
また、商品の感想や今度導入してほしい商品についての話など、従業員間のコミュニケーションのきっかけにも寄与していますね。
さらに、身近に食品があることで「在庫を残してはいけない」というフードロス削減の意識も芽生えてきました。
「賞味期限が近いので買ってください」と呼びかけるとかなり反応があるため、SDGsを自分ごと化できているのだと思います。
―社内周知はどのように行っていただきましたか?
全社としては「健康経営として」という文脈で社内通達にて導入決定のお知らせを流しました。
それとは別に、もう少しフランクな感じでグループウェアの回覧機能を使って情報共有しています。
導入当時は破棄を出さないために、担当者のおすすめ商品を作成したり、「美味しいポイント」など一言コメントを添えたりして社内周知を促進していました。
今後も社員の健康促進に活用
―OFFICE DE YASAIというサービスをどのように評価いただいていますか?
オフィス内で手軽に、かつ安価に栄養価の高い商品を提供できる点は魅力的だと感じています。
また、納品作業の方が綺麗に整頓してくれるのも嬉しいですね。
PayPayやクレジットカードなどさまざまな決済手段が使えるのもありがたいです。
―同業企業へおすすめできるポイントはありますか?
コールセンターなど、外にあまり出ない仕事の方(内勤者)が多い企業の場合は、オフィス内で手軽に商品を購入できる点がおすすめです。
―今後OFFICE DE YASAIの利用を続けることで、期待する効果はなんでしょうか?
まずは、従業員自身の健康を促進することにより、生産性向上やモチベーションアップに繋がってほしいと思います。
また、フードロスをきっかけに、SDGsへ対する意識向上にも期待しています。
何よりも、身近に野菜があることで「ランチで野菜を食べる」「サラダを手にとってみる」ということを習慣化し、従業員自身の健康への意識改革が進んでほしいですね。
まとめ
健康経営を目的としてOFFICE DE YASAIを導入いただいたNTSホールディングス株式会社ですが、「従業員間のコミュニケーションの活性化」や「SDGsへ対する意識向上」が副次効果として現れてきているようです。
こういった効果はNTSホールディングス株式会社に限らず、実は他企業でも同じような事例が見られています。
「従業員の健康」だけにとどまらない副次効果を期待する企業は、ぜひ一度OFFICE DE YASAIの導入を検討ください。