どこにでも手先が起用な芸術家が、道端で風船から動物を作ったり、お客さんにソックリな似顔絵を簡単に書いてしまう人が居ます。
特別な人間に見えてしまいますが、一般的に「才能は1%で99%は努力」と云います。
最初は上手な先生の真似をして描いて居るでしょうが、何度も練習している内に見なくとも描けるように成るのだから凄いです。
そこまで出来るのは好きだからこそと思います。基本的に上手に描けるようになると、自分の描きたいように個性がプラスされます。
それを展覧会から個展に出品してギャラリーで披露すると、素質がある人は早い時期に値が付いたりします。そうなればプロですね。
普通は展覧会から始めて10年掛かると云います。そう云う事で頑張っている方が居ましたが、如何成ったのかそこから引越した自分は知る由も有りません。
でも、大成してることを祈っています。彫刻やオブジェを作る人は選ばれた人と思いますが、調理する方にも芸術面に長けている人が居てビックリします。
ココで紹介するお店は、”東京は代官山のフレンチレストラン「レザンファンギャテ」から生れた”そうで、7年モノ間ミシュランガイド東京で、星を取っているフレンチレストラン「ラ ボンヌ テリーヌ」(2012年にオープン)です。
『ラ ボンヌ テリーヌ』
そして、コチラが芸術的な作品とも云える「W 野菜のテリーヌ」2種です。
《W 野菜のテリーヌ》
右は「元気野菜のテリーヌ」
~~着物の柄のようなカラフルな色合いですが、野菜そのモノをそのまま美しく映し出していて、輪切りのヤングコーンは黄色い花を描いているようにみえます。
そして、オクラは切り口が花ビラに見え、彩りも美しく一つの景色のように魅了します~~
キレイで、食べるのが勿体ない気持ちに成ります。
出演している野菜は、他にゴボウやアスパラガス、キューリやニンジン、ブロッコリーやシイタケも見えています。
微妙に模様が異なる2枚の手作り感が楽しいです。
それに添えられるのは、サフランクリームソースです。
そして左は、「紫野菜と天使海老のテリーヌ」です。
紫野菜と云うので、ナスや紫キャベツ?などに根菜をプラスし、海老を天使に見立てた抽象的な絵画にも見えます。
これに添えられるのがバーニャカウダソースです。
契約農家から取り寄せた全部で17種類もの野菜で、美を表現しています。
テリーヌ:”直径10㎝の台形にフランス料理のエスプリを閉じ込めた小宇宙的料理”と公式サイトに説明されています。
野菜のテリーヌだけではなく、テリーヌコレクションの中には「ホロホロ鳥のフォアグラとレンズ豆のテリーヌ」や「昔ながらの製法~田舎風テリーヌ」。
「ずわい蟹たっぷりと帆立貝のムースのテリーヌ」数種類のきのこのテリーヌなど15種類もあり、店名にテリーヌと付く理由が分かって来ます。
また、スイーツのテリーヌもあり、「はちみつ入り農園風テリーヌ」や温めて頂く「パンプディング」も、食べてみたいです。
《はちみつ入り農園風テリーヌ》
●お取り寄せ出来るようで、どこからでも注文できるフリーダイヤルは素敵な配慮と思います。
『ラ ボンヌ テリーヌ』
◎フリーダイヤル:0120-47-1919
公式サイトURL: 『ラ ボンヌ テリーヌ』
□最後までご覧頂き有り難う御座います。決まった台形のテリーヌに型をはめた料理は、野菜もカチッとしていて、フォークとナイフで崩しながら最後まで、スマートに食べられそうです。日本料理の懐石にも似ています。
(文・tomatoberry)