ここ数年、“腸内フローラ”“菌活”という言葉が出てくるほど腸内細菌に注目が集まりヨーグルトを毎日食べる人も増えています。
便秘改善、花粉症予防、インフルエンザ予防、健康によさそうだから・・・・
でも、今食べてるヨーグルトは本当に自分にあってるの?と疑問に思っている方も多いはず。
そんな、知っているようで意外と知らない200種類以上ある乳酸菌の中から、普段の生活に取り入れやすい種類や特徴について調べましたので参考にしてみてください。
LG21ガセリ菌(ピロリ菌対策・ガン予防)
明治乳業等で発見されたLG21は胃の中で働き、ピロリ菌を直接攻撃できる菌です。胃の調子が良くない人は試してみてください。(明治プロビオヨーグルト)
出典:明治プロビオヨーグルト
ガセリ菌SP株(メタボ対策・内臓脂肪減少)
ガセリ菌SP株のヨーグルトは、メタボに効果があるようです。肥満者が毎日200gのヨーグルトを3ヶ月食べたら、内臓脂肪が減少する効果がありました。この菌は腸内に長く留まり、腸のぜん動運動を活発にして、老廃物を排出してくれる為と考えられています。内臓脂肪だけでなく、皮下脂肪も減少する効果もあるようです。(ナチュレ恵)
出典: 恵 megumi
ブルガリア菌のR-1乳酸菌(インフルエンザ予防)
1073R-1という乳酸菌は、ブルガリア菌の中から見つけられたヨーグルト菌で、このR-1乳酸菌が腸内のナチュラルキラー細胞を活性化してインフルエンザウイルスを撃退するようです。インフルエンザの予防効果がありこの時期売り切れることもしばしば・・・(明治乳業R-1)
出典: 明治プロビオヨーグルト
ビフィズス菌(腸内細菌、花粉症の症状を緩和)
ビフィズス菌とは元々体内に存在している善玉菌の1つです。古くからヨーグルト菌として利用されてきました。なかでも、ビフィズス菌BB536は、特に花粉症の症状を緩和する効果があります。(森永ビヒダス)
出典: 森永ビヒダス
クレモリス菌、リューコノストック菌(血液サラサラ)
カスピ海ヨーグルトの中に多く含まれている乳酸菌がクレモリス菌やリューコノストック菌などです。カスピ海ヨーグルトの独特の粘り気の元になっています。血液をサラサラにする効果があり、血糖値、コレステロール値の正常化やアレルギー改善効果があると言われています。ご家庭で簡単に培養できるのも嬉しいですね。(カスピ海ヨーグルト)
出典: フジッコ
乳酸菌シロタ株、カゼイシロタ株(抗がん作用)
乳酸菌 シロタ株(L.カゼイ YIT 9029)は、ヤクルトが製造販売しているヨーグルトの菌で、腸に多くの菌が届くようにされています。元々この菌は、消化管内で有用な働きをする乳酸菌の研究中に、胃液や胆汁等の殺菌力の強い消化液に耐えて生きて腸に到達する乳酸菌を見つけて培養することに成功したものです。(ヤクルト、ヤクルトソフール)
出典: Yakulto
乳酸菌類は胃酸に弱いので食後のデザートとして、旬の果物を入れて食べることで、善玉菌のエサとなるオリゴ糖や食物繊維を上手に摂取できます。是非試してみてくださいね
(文:ざいまり)