都市部の街並みを空から見ると、建ち並ぶビルの屋上に緑豊かな菜園の姿で溢れている。
山間に建つ民家を取り囲む様に広がる田園風景も魅力ですが、都市部で溢れる緑の光景も又魅力的ですよね。
そんな光景が都市部の新たな姿になれば素敵です!
そもそも、都市部で菜園を作ろうにも土地がありません。
所狭しとビルが建ち並んでいるからです。
では、そのビルの屋上に菜園を作っちゃおう!
と言うことで近年、ビルの屋上に菜園を造り一般に貸し出しするといったケースが流行しています。
アトレ恵比寿屋上菜園の一角、「ソラドファーム恵比寿」は1区画3平方メートルと5平方メートルの菜園が37区画あります。
年間の利用料金は10万440円~12万6,360円で、苗や種・菜園道具などの貸し出し費用が含まれます。
(出典:JR東日本 駅パラ)
また、大阪では日本一の高さ300メートルを誇る超高層複合ビル「あべのハルカス」の屋上には約600平方メートルの貸し菜園で50区画(1区画5平方メートル)などがあります。
1区画の利用料金は、農具一式から水やり、除草費用を含み10ヶ月で10万円と手頃な価格でマイ・ファームを持つ事が出来ます。
これらの屋上菜園は専門スタッフが常駐しているケースがほとんどで、いろいろと指導してくれたり管理もしてくれるので、初心者の方や週に1度しか行けないといった方でも安心して野菜作りを体験できます。
しかしながら、これらの貸し菜園は非常に人気が高く、どこも定員一杯といった状況が続いています。
こういったビルの屋上菜園の他に、マンションや一戸建ての屋上を菜園化するケースも流行しています。
嬉しい事に屋上菜園化には断熱効果があります。
一戸建ての「屋根緑化」で、外気温37度のとき、2階27度、1階25度と、10度以上もクールダウン効果があります。
農作業でストレスフリー
ストレス社会での精神的安定作用が農作業をする事により確認されています。
会社や家庭での屋上菜園化にあたり、緑に対する審美的効果による安らぎ向上や、ストレス発散作用などの心理効果を生み出します。
(出典:GATAG)
土を触る=触手感覚から大脳への伝達訓練
草花を見る=香り、色彩、形などの感覚作用訓練
育てる=生長への愛情、慈しみの心を持つ喜び
収穫する=収穫、食感、見る喜び
現在、精神安定治療方法や機能回復治療に用いられ、さらに痴呆回復の実験を開始し、一定の成果が出始めているとされています。
マイ・ファームのある暮らし
仕事が終わって飲みに行く前にちょっと野菜の様子を見に行こう!
休日に家族と屋上菜園でワイワイ野菜作り!
収穫した野菜を食べる喜びは、豊かな日常の一幕を演出してくれます。
都市部にいながらいつでも自然を身近に感じれます。
貴方もマイ・ファームを持ってみませんか?
(文・江原直明)