12月に入り風邪やインフルエンザ・新型ノロウイルスのニュースが流れてきましたね。
インフルエンザウイルスやノロウイルスは人や動物の生体内でしか増殖できません。ウイルスは自力で増えることができないので、感染した細胞をだましてその力を利用し増殖します。ということは、体内に入れないようにすることが一番の予防になるのです。
予防接種やマスク、うがい手洗いなどの予防はもちろん、基本的な免疫力アップの為には十分な睡眠と栄養いっぱいの食事が何より大切です。
①ビタミンAでウイルスを体内に入れない!
まずは、ビタミンAをしっかり摂って粘膜を強化しましょう。
粘膜が強くなることでウイルスの進入を防いでくれます。ビタミンAには動物性食品に含まれるレチノールと、植物性食品に含まれるβ-カロテンがあります。
動物性のほうが体への吸収率が良いですが、植物性も油と一緒に摂取することで吸収率がアップします。
●レチノールを多く含む動物性食品●
レバー・うなぎ・たまご・牛乳
出典: 写真AC
●β-カロテンを多く含む植物性食品●
小松菜・人参・かぼちゃ・春菊・ほうれん草などの緑黄色野菜
出典: 写真AC
②ビタミンCで免疫力強化!
ビタミンCにはウイルスに対する抵抗力を高め、ウイルスを攻撃して治療を早める働きがあります。
イモ類に含まれるビタミンCは加熱にも強いので、柔らかく煮ると消化もされやすく身体も温めてくれます。また発熱などで消耗したエネルギーの補給にもなりますのでお勧めです。
●ビタミンCを多く含む食品●
イチゴ・柿・キュウイなどのかんきつ類
ブロッコリー・菜の花・ジャガイモ・さつまいも
出典: 写真AC
③完全食品!はちみつ!
はちみつには、抗菌、抗炎症、抗酸化作用などがあり、「完全食品」と呼ばれています。
スポーツ時の「レモンのはちみつ漬け」も懐かしいですね~。
長崎大学の研究結果ではちみつ(特にマヌカハチミツ)にはインフルエンザウイルスを直接攻撃している可能性があることがわかっています。
出典: 写真AC
★おすすめメニュー★
ハニージンジャー紅茶(ティーパックの紅茶にはちみつと生姜を入れるだけ)
紅茶の抗菌作用は最強です。最近では紅茶にインフルエンザウイルスの感染を阻止する作用があることが解明されました。市販の紅茶の1/5の薄さでも10秒で100%のインフルエンザウイルスを無力化してくれるそうです。
ボツリヌス菌に対する殺菌効果もあるので食中毒予防にも効果的です。
生の生姜には「身体の表面をあたためる効果」
乾燥生姜には「身体の中をあたためる効果」
がありますのでどちらでも効果抜群です。
(文:ざいまり)