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お年寄りに花粉症が少ないのはなぜ?特別なことはしていないのです

今や国民病となり、花粉症真っ只中のこのシーズン。とくに4月はスギ科、ブナ科、カバノキ科、イネ科の4種類もの花粉が飛び交い、どこにも出かけたくないー!という方も多いのではないでしょうか?

実は、1960年代までは国内で花粉症は見つかっていませんでした。

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出典: 写真AC

日本でスギ花粉が発見されたのは、1963年で、論文として発表されたのは翌年の1964年でちょうど東京オリンピックの年でした。
そしてその後の高度経済成長と共に蔓延し、1980年代には花粉は大飛散し、花粉症が社会問題にまでなりました。
この時期以降に生まれた方は、花粉症は身近な存在だった方も多いはずです。

筆者は1981年生まれで、子供の頃は花粉症を気にしたことはありませんでした。(奇跡的に未だに花粉症にはなっていません)
学校給食でもアレルギー対応食を食べている子もいませんでした。
逆に嫌いなものを残すと、食べ終わるまで休み時間中も食べさせられていたくらいです。
中学、高校生くらいになって周りが続々と花粉症になり、その頃の1990年代後半には国民の5人に1人が花粉症、現在ではその割合は3人に1人になり、さらに増加を続けています。

そんな中でも、お年寄りに花粉症の方が少ないのはご存知でしょうか?
高齢になると免疫反応自体が活発でなくなるので、アレルギー反応が出ないこともありますが、私たちのお爺さん、お婆さんが育ってきた日本人の食生活や住環境がアレルギーになりにくい体質を作り出していたためであるからと考えられています。

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出典: 写真AC

【昭和初期の食事内容】

昭和初期の、昔ながらの日本人の食事のスタイルといえば、たっぷりのごはんに、味噌汁、魚、野菜、いも、豆などのおかずを組み合わせる、いわゆる「粗食」です。

宮沢賢治さんの『雨ニモマケズ』の詩を読んだことありますか?
この頃の昭和6年には、「雨ニモマケズ、風ニモマケズ、・・・・1日ニ玄米4合ト 味噌ト少シノ野菜ヲタベ・・・」
1日4合というと、1年間に216kg食べていたことになります。今は1人年間67kgしか食べていません。なんと約3倍以上の米を食べていたのです。

戦前の最も豊かな昭和の10年前後でも、ごく普通の家庭の献立は次のようなものだったようです。

・<朝> ご飯、味噌汁、漬物、梅干
・<昼> ご飯、ひじきの煮物または、めざしまたは野菜の煮物、漬け物
・<夕> ご飯、煮魚または焼き魚、野菜の煮物、漬け物


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出典: 写真AC

もしも、朝食に納豆がつけば上の部であったし、夕食に魚と野菜、おすましがつけば豪勢な食事の日、というのが普通の食卓であったようです。
洋食文化も広まってはいましたが、まだまだ富裕層の贅沢食で、一般家庭の食卓に普及していったのは戦後と言われています。

以上の食生活から
・アレルギー抑制効果のある魚のDHA、EPAを沢山摂取している
・肉を食べないのでアレルギーを引き起こす飽和脂肪酸を摂取していない
・漬物、味噌汁の発酵食品と米からの食物繊維で腸内環境が良く免疫力が高まる
・化学調味料や添加物、加工食品自体がないので、自然なものでの栄養を摂取している

ことが花粉症やアレルギーから体を守る食事になるのではないでしょうか?

アレルギーを抑制する・・・・DHA、 EPA、 B6(ニンニク、レバー、鶏ひき肉、マグロ)、 C(赤ピーマン、ゆず、アセロラ)

アレルギーを促進する・・・・肉類、油、砂糖、乳製品

(文:ざいまり

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