野菜の栄養気にしてますか?
野菜を選ぶときに、これはビタミンCが多いから、カロテンが多いから、栄養があるから・・・、なんていう理由でどの野菜を買うか、食べるかを決めることはありませんか?健康志向も広まり、スムージーなどを習慣とする人も増えてきているので、かなり野菜の栄養価に対する意識も高まっているのではないかと思います。けど、ちょっと待った! その野菜、本当に期待しているほどの栄養分が入っているのでしょうか?
野菜は旬がいい、なんて言いますが、味が良いのはもちろん、栄養価の面から見ても時期によって全然違うって知っていましたか? なんとなく旬のものは栄養価が高い、とはわかっていても、どのくらい差があるのかを知っている人は、実は多くはないのではないかと思います。具体的な野菜で見ていきましょう。
例えば、旬真っ盛りのトマト。6月~10月が旬だと言われています。今がおいしい季節ですよね!しかし、1年中売り場に並んでいますし、みなさんにとっても、旬の時期以外にも高頻度で買う野菜の一つなのではないでしょうか。
具体的な栄養価で見てみましょう。トマトのカロテン(ビタミンA)の含有量は、7月と11月ではなんと倍近く違います。7月のトマトには100g当たり540㎎ほどのカロテンが含まれているのに対し、11月のものにはわずか260㎎ほど。11月に食べるトマトで7月と同じカロテンを取ろうと思うと、倍の量を食べなければいけないんです!
(出典:女子栄養大学 辻村卓教授 野菜の旬と栄養価 ~旬を知り、豊かな食卓を~)
他にもトマトのビタミンCについては、旬以外では15㎎程度なのに対し、旬の時期には20㎎にまでアップ。(100g当たり。)
旬に食べるのが一番いいですね。
冬が旬なものについてはどうでしょうか?
ほうれん草のビタミンCについてのこちらのグラフを御覧ください。
(出典:女子栄養大学 辻村卓教授 野菜の旬と栄養価 ~旬を知り、豊かな食卓を~)
グラフで見れば一目瞭然!最も栄養価の高い12月のほうれん草100gにはビタミンCが85㎎ほど含有しているのに対し、今の時期のほうれん草のビタミンCはその3分の1にも届きません。ほうれん草は栄養価の高い野菜ですが、食べる時期によってこんなに違うんです。栄養価が高いと思っている野菜でも、旬の別の野菜の方が、目当ての栄養価をとれる、なんてことも珍しくありません。ほうれん草のビタミンCはトマトよりも多い、なんて思っていても、6月に食べたらそんなに変わらない、ということです。
旬野菜のすごさ、わかりましたか?これからの夏バテ防止にはやはり栄養価がお得にとれる旬野菜!
今の時期はトマトにナス、キュウリ、シシトウ、大葉、ズッキーニ、ゴーヤ、ニンニク…などなど。食べたときの効能も、旬野菜の出る時期にピッタリ!栄養価の高いおいしい旬野菜を食べて、夏を乗り切りましょう。
(文・大平 朋代)